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✎理事長ブログ

平成24年度決算に寄せて

2013-06-07
入所者が作成「手形を捺して鱗にした鯉のぼり」
父:森田祐太郎 昭和62年没 享年78歳
これからラリーに向かうクラシックポルシェ
伊香保山中を激走する1956年型クラシックポルシェ
 5月27日医療法人、社会福祉法人ともに理事会を開催し、平成24年度の事業報告並びに財務の決算を行った。事業内容も財務内容も好成績で終わり、理事の皆さんだけでなく、公認会計士からもお褒めの言葉をいただいた。職員の皆様には感謝の気持ちでいっぱいである。
 事業は、昨年末に開業したサービス付き高齢者住宅(サ高住)「カーサたかば」と昨年4月から「心のリハビリ」として導入した「アートテラピー」が特に高く評価された。近隣の方からの評判も上々だ。
 一方、財務に関しては喜んでばかりいられない。それまで、2年間、国から介護職員のための給付金が交付されていたが、昨年の3月に停止されたため、それに代わって4月に大幅に給与をアップした。平成24年度の財務は、業績が伸びて総収入は大幅に増えたにもかかわらず、人件費の伸びがそれを上回り、結局、平成23年度より減収となった。
でも、職員には感謝されているし(私だけがそう思っているかも)、近隣の方にも喜ばれているし(これは事実)、亡くなった父や母によく似た利用者にも囲まれて、平成24年度の理事長としての総決算は「この上なく幸せ」に終わった。
 
 平成25年度の目標は「旧い人と楽しもう、旧い物で楽しもう」とした。入所されている方の中には、亡くなった父や母にとても似た人がいて、回診の時など、思わず頬ずりしたいほどだ。また、私が幼少の時に近くに住んでいたお爺ちゃん、お婆ちゃんにとても似ている人もいて、施設に行くのが、まるで、小学校から家に帰る子供の時の気持ちのようでもある。5月5日のこどもの日には施設のお爺ちゃんお婆ちゃんの心の手形でいっぱいになった鯉のぼりが、私を迎えてくれた。久しぶりに、父の写真をとりだして眺めてみた。
 
そして、「私の旧い宝物」は「クラシックポルシェ」。平成25年度も楽しい年になる予感がいっぱいだ。
 
平成25年6月1日 理事長
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