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✎理事長ブログ

終わらない夏(2)

2013-10-10
施設のおじいさん、おばあさんが心を込めて制作した団扇
ゴール
完走したクラシックカー
ラリー表彰式
ラリー表彰式
 暑い夏も終ろうとしている9月26-27日、「プロスペクトガーデンひたちなか」では、全国レベルでの災害時姉妹施設協定締結式が行われた。
 わが森田記念会の施設は茨城県東海原発から6キロの距離にある。東日本大震災時には、津波によって、もう少しで冷却用電源を喪失するところだったと言われている。当施設も避難対象になったかもしれないのだ。その意味で、私は、国の命を受けて茨城県が策定する「原発事故時の避難マニュアル」に注目していた。しかし、県は、東海原発の周囲30キロ圏内に茨城県の人口の約半分の100万人が住んでいる事を理由に、避難マニュアルの策定を放棄したと聞いた。
 それならば、「津波てんでんこ」の教えのように、それぞれ独自に避難を考えようと、全国の老健施設に「介護施設における災害時姉妹施設提携」を呼びかけたところ、岩手県から山口県まで21施設が提携を申し出てきた。準備が大変であったが、9月26-27日にわが施設で協定締結式を行い、「災害時にはお互いに助け合い、平時にはお互いの介護のスキルアップに役立つ活動をする事」を確認した。同じ志を持つ全国の沢山の施設と仲良くなる事ができたのは、今年の夏の最大の収穫である。2020年のオリンピック開催が東京に決まったが、招致決定前日のプレゼンテーションで、安倍総理大臣は「福島の原発事故は完全にコントロールされている。」ことを強調し、日本の安全を訴えた。相変わらず汚染水は垂れ流しであり、行政は嘘つきである。災害には自身の備えが何よりも大切である事を心に刻んだ協定式であった。
 
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