本文へ移動

✎理事長ブログ

常磐道エクスプレス

2011-08-12
 朝6時、東京の自宅を出て常磐道を北に向かうのが僕の日課。東日本大震災から5か月、常磐道はトラックの列。僕の相棒は、ポルシェ356。1963年生れの356シャーシーに1987年のポルシェ911エンジンを装填した、自称、常磐道エクスプレス。まるで、ロボットスーツを装着したような還暦ランナー気取りで、守谷サービスエリアで朝のコーヒーを飲んで、ちょっと一息、ひたちなか市のProspect Gardenに向かって疾走する。将来を見通す庭という意味のProspect Gardenでは、大好きなお爺ちゃん、お婆ちゃんが僕の回診を待っていてくれる。
 それにしても、常磐道は混んでいる。追い越し車線が走行車線になっていて、一番左の低速車の車線が一番空いている。イタリアのアウトストラーダと間違ってしまう(笑)。そして、水戸インターに来ると、高速道路料金無料の恩恵にあずかろうとするトラックの出口への長い列。水戸インターで降りるトラックが悪いのではない。本来無料であるべき高速道路の料金が高すぎるのが悪いと思う。大震災にあっても頑張っている国民をさらに苛めるような政治の貧困さが悲しい。因みに、ひたちなか市で被災した僕は、被災証明をいただいたが、最も近いひたちなかインターは利用できないという苛めにあっている。被災証明の恩恵に与るにはわざわざ遠回りをして、那珂インターで降りて、ひたちなかまで行かねばならない。被災証明など有難迷惑である(笑)。
 震災後5か月を過ぎて、施設では8月6日夏祭りを開催した。僕の趣味のクラシックカーフェスティバルも同時に開催した。岩手県宮古市から参加してくれた方もあり、感激した。夏祭りの後、職員の打ち上げには、なんと、施設の庭で採れた西瓜が出た。今年は西瓜は無いと思っていたが、西瓜が大好きな理事長のために、ある職員が密に苗を植えていたらしい(笑)。
 そして素晴らしい職員と、大好きなお爺さんお婆さんに会うために、今日も、常磐道エクスプレスとハミングしながら、Prospect Gardenへと疾走する。この暑さはいつまで続くのか。
TOPへ戻る
【ひたちなか市の介護】介護・リハビリ・認知症でお困りの方は森田記念会におまかせください。