アレルギー検査のおしらせ
当院で行えるアレルギー検査
多項目同時測定(VIEW-39)
イムノキャップ ラピッド アレルゲン8
舌下免疫療法のエビデンス
アレルゲン免疫療法の効果として下記のことが報告されています。
① 喘息症状を改善する (喘息発作が減ります。)
ダニによる舌下免疫療法は14歳以上の軽症~中等症喘息において喘息コントロールを改善させるデータあり
② 治療ステップを改善する。(お薬が減ります)
成人中等症喘息においてダニによる免疫療法は喘息症状・鼻炎症状・結膜炎症状・吸入ステロイド量をほぼ半減させるデータもあり
③ 呼吸機能を改善し維持する(呼吸が楽になります)
ダニによる舌下免疫療法は、成人軽・中等症のアレルギー性鼻炎合併喘息の呼吸機能改善を5年間維持するデータあり。
④ 気道炎症・気道過敏性を改善する(咳が減ります)
アレルゲン免疫療法はアレルゲン特異的な好酸球遊走活性発現を抑制する
当院では、アレルギー性鼻炎の治療、スギ・ダニの舌下療法は可能ですので、ご相談ください。
当院では、セレスタミン・エンペラシン等のステロイドが含有された抗ヒスタミン薬の安易な内服は推奨しません。
セレスタミン・エンペラシンの安易な内服による感染症・緑内障発作・高血糖・高血圧・不眠症・ステロイドざ瘡(にきび)・倦怠感・尿閉・てんかん発作の誘発などのリスクが増大します。また、強い眠気、倦怠感、口渇も出やすいので、やめましょう。
(上記の薬を処方された場合は、ステロイドを内服しなければいけない理由を聞いてみてください。)
舌下免疫療法を希望される患者様へ
スギ・ダニについてはアレルギー検査で陽性の場合は、舌下免疫療法が可能です。
(他院で検査結果陽性の場合は結果をご持参ください)
①他院で舌下免疫療法を開始されている患者様でも当院で継続治療が可能です。(スギ・ダニともに)
②現在メーカーによる治療薬(シダキュアスギ花粉舌下錠)の出荷調整のため、新規の治療開始が制限された状態です。
スギの舌下免疫療法の新規の受付はしておりません。
ダニについては、当日から行うことが可能です。
(院内での経過観察時間がありますので、お時間に余裕をもってご来院ください)
③舌下免疫療法については、下記の患者様は開始することができません。
・5歳未満、65歳以上の方
・気管支喘息のコントロールが不良の方、発作が起こる方
・近いうちに妊娠を希望されている方・妊娠中・授乳中の方
・癌や免疫の病気で治療中・経過観察中の方
・ステロイドの内服薬や注射薬の投与を受けている方
・抜歯や口の中の術後、または口の中に傷や炎症がある方
・重症の心疾患、高血圧、肺疾患がある方
・非選択的β遮断薬、三環系抗うつ薬、モノアミンオキシダーゼ阻害薬を使用中の方
~トップページに戻る~
花粉症の注射薬~ゾレア~
スギ花粉症が重症の患者様には、ゾレアの皮下注射ができるようになりました。
抗ヒスタミン薬・ステロイド点鼻薬・点眼を使っても、効果不良(眠気などの副作用がひどい等)
花粉症検査で、スギIgE クラス3以上
12歳以上、体重20kg以上。(妊娠中、授乳中は使用できません。)
総IgE 30-1500 IU/ml
上記の患者様で、ご希望の患者様は医師にご相談ください。
(注射は効果は1か月、注射通院間隔は2週間または4週間ごと、注射の期間は、2月~5月)
ゾレアの注射は、総IgEにより投与量が変わりますので、総IgEの採血が事前に必要です。
データをお持ちの方は持参ください。注射は、初回の受診後の薬の取り寄せを行いますので、初診時当日には行うことはできません。



